【2019年】北大に現役した人数・高校別ランキング

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進学舎さん(北海道学力コンクール)からいただいた情報の中から、『各高校の北海道大学に現役で合格した人数』を抜粋しました。

あえて現役生のみで抜粋したのは、浪人生は自力で勉強した本人の力が大きく、学校の力ではないと考えているからです。(〇〇高校の合格実績とうたっていても現役+浪人の表記であったり、中には浪人の数を公表していないケースもあります)

北大の合格者数だけですべてが語れるわけではないのですが、一つの指標として参考になればと思います。

北大合格者数(現役)

公立/私立高校名北大合格(現役)
公立75
公立64
公立58
公立西51
公立旭丘27
私立北嶺23
私立第一21
公立啓成9
公立北広島9
公立開成9
公立月寒8
公立国際情報8
公立手稲8
私立日大6
私立立命館慶祥6
公立清田6
公立北陵4
私立北海3
私立光星3
公立藻岩3
私立藤女子2
公立稲雲2
私立大谷1
公立白石1
公立新川1
公立千歳1

表からわかること

東西南北が圧倒的

当然ながら、高校受験の時点で学力が高い『南北東西』が50〜70名と圧倒的です。

北大合格者の地元生の割合が40%を下回っている中、毎年一定の合格者を輩出しているのは、さすがといったところでしょうか。

ちなみに、最も北大現役合格者が多いのは北高ですが、南高は北大以外を受験する人も多いので、『北大合格者数が一番=実績が一番』というわけではありません。

旭丘・北嶺・第一が続く

次に、『旭丘・北嶺・第一』が20名を超える合格者で後につけています。

公立高校では、東西南北に続くのは旭丘高校だけでした。私立高校は、同じ系列校である北嶺と第一がランクイン。

とりわけ中高一貫校である北嶺高校の定員は、公立320名に対し、たった120名に過ぎません。その中でこの合格者は、南北東西に匹敵するといえるでしょう。

開成・啓成・北広島以下は横並び

それ以下の高校の合格者はすべて1ケタで、そこまで大きな差はありません。

感覚的には、公立高校は『国際情報・啓成・月寒・北広島・手稲』の5校が、少し上に位置していると思います。高校受験時点での学力を考えると、それらに追随している『清田・北陵』が頑張っているように思えます。

逆に、高校受験の時点で人気の高く、手稲と同じくらいの合格点である『新川』の結果が寂しく、また北陵と変わらない合格点の『平岸』については合格者すらいません。この点は、高校受験時点での人気だけに惑わされないように注意してください。

 

また私立高校では、上位校の併願先となる『日大・立命館・北海・光星』が順当にランクインしています。

これから私立高校の授業料が実質無料化になったとして、私立高校の合格者がどのように変わっていくのか注目です。

私が思うこと

かれこれ15年以上も塾業界に身をおいていますが、『高校受験がゴール』『とりあえず入れる公立高校』と考えている生徒さん・保護者さんが多いのが、北海道札幌の現状です。

その結果なにが起こっているかというと、高校に受かった時点で、勉強にブレーキがかかるんですよね。「プツッ」と糸が切れたように目標を失い、まわりに流されるといいますか。

それが先ほどの北大現役合格者数『南北東西旭丘』『それ以外』の差にあらわれているように感じています。入学時点の学力差がそのまま、それどころか差が開いている高校さえあります。

高校を選ぶ際は『出口の学力、出口の実績』を視野に入れ、何のための高校受験なのか考える必要がありそうです。

コメント

  1. […] 北大に何名? […]